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流星

第3章 ほんとに?



次の日から毎日千里と生徒会室に顔を出した。



いつも決まって向井先輩は会長席に座っている。



しかし向井先輩は副会長…


私たちは生徒会に入ってから一度も会長の顔を見たことがなかった。



千里は副会長がいればそれで満足みたいだけど(笑)



私は思いきって聞いてみた。



「あのー?」


『ん?』


「たいした話じゃないんですけど、会長はどこに…?」



『あぁ…
会長は今進路の事で色々忙しくしてるんだよねー
あの人就職だからね!』


「あ…なるほど…」


『会長に会いたいの?』


「あ…いえいえ
いないなと思いまして…」


『うん
そーいう理由です』



あんまり先輩と仲良く話をすると千里からの視線が痛いので私はそそくさと先輩から離れた。


『俺ちょっと職員室行ってくるわ…
裕紀ちゃん一緒に来てくれる?』


千「あ!
あたしが行きましょうか?」


千里が一番に手を上げた。


そうだよ、千里にゆずらなきゃ


『いいよ!
ゆっくりしてて、いこ!』



私は仕方なく先輩の後ろをついていった。



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