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もしも、君を愛せたならば

第17章 シンと和也

工藤の数学は
淡々と進む。

なんだこれ、2年の復習かよ。

気が抜けて、
シャーペンを置いた。


すると、視界の右隅に
隣の女の脚が見えた。

・・・。

亜矢よりスカート短けーな。

俺は視線を逸らした。




ああ、綾瀬って
あの綾瀬ミナだ。

まぁ、
男子の間では有名だ。

スラっとしてて、胸がデカい。
誰かがヤりてーとか言ってたな。



俺は、
スラスラとシャーペンを
走らせる隣の綾瀬をチラっと見た。

・・・。

可愛いっつーか、
美人?


確かに。


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