テキストサイズ

井上真緒編

第3章 3

チアキ「なに。神々を怒らせたいの」
真緒「怒りたいのはこっちだよ。饒舌な地縛霊が」
チアキ「あなたのような人間は、幸せにはできないわね。神々は許さないわ」
真緒「で、あんたは何で、そんな殻に閉じこもっているの。そこからは出られないの」
チアキ「私は、いつでも自由よ。あなたが見ている姿は私であって、私じゃないの」
真緒「何か分からないけど、本当は恥ずかしいんでしょ。そんな格好してて」
チアキ「何てことをいうの。それ以上は言わないことね。神々は誰にでも優しいけれど、それでも限界はあるのよ」
真緒「参ったな、こんな疫病神にとりつかれて」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ