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アンタしか。

第4章 胸



「じゃあ、次は…」

と言ったとこで、ふと気付く。

「アンタ、時間大丈夫?」

HRは4時に終了。時計を見ると、5時になろうとしていた。

城山高校は7時までに下校していれば良いことになっているので、まだ余裕はある。


「あたしは一人暮らしだからいつになっても大丈夫だけど…」


「……大丈夫、です」

山内は少し考え、そう答えた。

あたしは何となく嬉しくなって、笑みがこぼれた。

「じゃあ、続きするか!」


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