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恋は甘い香りと共に

第2章 天気、あらし。




「むきゃあ!」



とたんに背中に伝わるぬくもり。



そしてふってきた声。



「つーかまーえたー!」



...翔か。


私の腹に回された手はがっちりホールドしてあって。




「やっちょっと馬鹿離せ変態!!」



「やーだね!だって逃げるんだもん」



「何故追いかける!?」



「あーずるい僕もー!」



「うわーひっつくなーっ!!!」




5秒後。



私は何が起きたか判らなかった。





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