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狼彼氏!?

第9章 誤解

『…琥くんは……遊びだったん…でしょ』


私は、涙をこらえながら話した


『私…“お礼”で付き合うのが…もう辛くて』


『でも…琥君と一緒に居たくて……もう…分からない』


ダメだ…喋ると涙が…


「お前俺が遊びで付き合ってると思った?」


私は、その質問に黙って首を縦にコクンとうなずいた。


「はぁ……んな訳ねーだろ」


『え?』


今…


「だ~から~…あ~もう!お前まじで鈍いよな」


え?だからどういうこと??


「こう言う事!」


ちゅっ


琥君は、私の唇にキスして…


ぎゅ


っと私を抱きしめた。


「遊びならとっくにヤってるっつーの…」


『…なんて?』


波の音にかき消されて聞こえなかった




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