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狼彼氏!?

第32章 【悪魔】

「おい、そいつにも嶋津の面見してやれ」


そう黒崎が言うと…


「琥!!!!!」


ちさの叫び声が倉庫内に響き渡った…

ちさ…

そんな所…突っ立てないで…

早く……


『チサ………逃げろ』


俺は、体が動かなくても

苦しくてもそう叫んだ


「だからうるせーっつてんだよ!!!!!!」


『ぐぁ!!…』


俺は、また黒崎に蹴り上げられた


頼むから…


ちさには……ちさだけには


俺は、蹴られながらもちさを見ていた




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