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私でいて

第1章 私達の出会い

「俺は泣いていた。
ゆかりという人は俺を育てていた嘘の母親だ。

あんとき、ばあちゃんは俺の嘘の母親と連絡をしてたんだ」


「そんな・・・。」

「岳・・・。」


「だから俺はここの学校の寮で暮らしている。

自画自賛だけど、俺が頭いいのは

兄ちゃんと家族と一緒に外国に行きたくて、すっげぇ勉強したんだ。

それの名残だな。
きっと。」

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