テキストサイズ

知数変異

第1章 【NO.4】

【NO,4】


ドンドンっと誰かが薄い壁叩いた。
俺は壁に耳を付けて、命がけの信号を待つ。

コンコンと壁を小さく叩く音が聞こえた。


“午後五時 見回り”


俺達【囚人】にしか解らないように、改造した、モールス信号だ。こうのように、隣の部屋から情報が回ってきて、情報を知らせてくれる。
ドンっと壁を叩いて了解の合図を出した。
そして俺は今得た情報を、次の隣の部屋に回す。



“午後五時 見回り”

ストーリーメニュー

TOPTOPへ