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土曜日の逢瀬

第3章 二人の過去(高校時代)

「ねぇ、この後どうするの?」

私はちょっと心配になって
優子に聞いてみた。

「ん~?ノープラン♪」

と案の定呑気な答えが帰ってきた。笑

「でたよ!^_^;」

そこにいた全員が口を
そろえて笑った。


メールで詳細がこなかったから、
こうなることは予測していたが。


「せっかく集まったし
皆でプリクラ撮ろうよ♪」

という咲ちゃんの提案でひとまず
駅前のゲーセンで遊ぶことになった。


7人でプリクラって…
かなり無理あるんですけど!!笑

かなり密着しないと全員入らない。

ふと横を見ると、修二の顔が…

(ちっ近い…)

さっき私服姿がカッコイイ
とか思っちゃったから、
なんかドキドキする。


修二はなんでもない
ことのようにしてるのが、
ちょっとムカツク。

(コイツ慣れてるな。)

プリクラも撮り、
ゲーセンの中を適当にブラブラする。

男子はゲームで対戦して
盛り上がってるし。




「美佳、顔赤いけど平気?」

彩香に突っ込まれてちょっと焦った。

「ん~?なんかお店の中暑くない??」

とか適当にごまかしたけど…


さっきの修二のせいなのは
自分でも分かった。

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