テキストサイズ

土曜日の逢瀬

第4章 3年前の話

それでもキスをするたびに
修二の事を思い出す。


(違う。なんか違う。
これも違う。)


誰とキスをしても修二を
超える気持ちよさは感じない。

修二とのキスはそれほど
私にとって強烈だった。


(ねぇ、修二?
なんでキス上手いの?
生まれつき?
それとも経験??笑
なんであの時私にキスしたの?)


修二には同窓会以来
会っていない。


今度会ったら聞きたいことは
たくさんあるのに…

連絡先は交換したけど
きっかけがなくて連絡もしてない。


(もう、アドレスだって
変ってるかもしれないし。)


気がつけば修二の
ことばっか考えてた。

結局連絡する口実を
見つけられず、
携帯にあるアドレスを
眺めるだけで終わった。


気になって
しょうがないのに。


会いたいと思いながら
きっと会ったら聞けない。


大胆な行動する割に、
意外と小心者の私。


キスをするたびに修二の事を
嫌でも思い出さされる。

でも本当はそんな嫌な
思い出でもない。


修二のいたずらな魔法に
かかってしまったように…


これって恋なのかな?


私って修二のこと好きなの??

ストーリーメニュー

TOPTOPへ