土曜日の逢瀬
第4章 3年前の話
―― …修二……? ――
えっ!?なんで電話?
メールもほとんど
したことないのに?
あの同窓会以来結局
連絡取ってない…
…というより勇気がなくて
連絡できなかったんだ。
いきなり電話で
何話せばいいの??
軽くパニック状態。
って掛ってきたんだから
なんか用があるんじゃん。
(落ち着け自分。)
気持ちを落ち着けて
通話ボタンを押す。
「もしもし…?」
「あっ!シノ~?
久しぶりっ!
元気だった??」
なんだかテンション高い修二。
「ん?元気元気っ!
どうしたの急に?」
あくまで平然を装って
答えてるけど内心ドキドキ…
(電話でよかったぁ。
顔みてまともに話せないよ。)