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大好きの意味

第7章 大好きの意味




桃ちゃんと連絡が着き、
私と由希は桃ちゃんの家へ行った。


「おじゃましまーす」

桃ちゃんは部屋へ案内してくれた。

皆でテーブルを囲むと由希が
話し始めた。


「桃ちゃん、えっと私は翔の親友で桃ちゃんの事ゎ聞いたよ」


―あ、由希は初めて喋るんだっけ?



「翔、自分で気持ち言いな。」

由希は私に優しく言った。


「桃ちゃん、私は」
「待って!!…下さい…」

「………」

「聞きたくないよ」


「ごめんね…」


私はそれ以上は
言えなくなってしまった。

「由希…」

「翔…」


私達は、顔を見合わせてしまった…

―どうしよう…。
きっと桃ちゃんは私の気持ちが分かってるから、聞きたくないんだよね。

私も桃ちゃんの気持ちを思うと、何も言えなかった。由希も困っていた。



「あの…私、告白したこと後悔してない」

「うん」

「でも諦めるから」

「………」

「だから…一回だけキスさせて」

「………」

「………」

「ん、いいよ」

「翔!?」



由希はびっくりしてたけど、私は断る理由なかったんだもん。

桃ちゃんはゆっくりと私に近づき、唇を合わせた。

「ん、はっ…桃ちゃんっ」

「好き、好きだよっ」

由希は私達をじっと見ていた。

「翔……」

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