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大好きの意味

第1章 翔と由希



「由希おはよー」

由希の友達が由希に声を掛ける

「翔、じゃあまた後でね?ちゃんと授業受けるんだよ?」

「あはは、大丈夫だよ。」

由希は必要以上に心配して去って行った。
由希は頭が良いから、進学クラス。
バカな私は普通科だ。
進学クラスは4階で普通科は3階だから、由希はいつも私のクラスに寄ってから自分のクラスに行く。

「おい、翔…」

「あ、裕翔おはよ」
私は、はにかみながら手をひらひらさせる

「おま、あんま由希とベタベタすんなよ」裕翔は凄く機嫌が悪そうだった。

「えー、なんで?」

裕翔は私の彼氏

「なんでもだ。」

「はあーい…」

そう言う裕翔にあんまり強くは抵抗出来なかった。だって、妬いてるのもあるんだろうけど、きっと変な噂がたたないように心配してくれてるんだ。裕翔は優しいから


そんなことを話しているうちにHR前のチャイムが鳴り、なんも用意してない私は焦って裕翔とバイバイしてクラスに戻った。

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