
大好きの意味
第3章 昼休み
ギュッとされると、温かい裕翔の温もりが体に伝わる。おまけに、匂いフェチの私には裕翔の匂いは堪らない。
「翔………」
低い声で、呟いた裕翔は私のことをじっと見つめる。私も裕翔をじっと見つめると、そっと顔が近付いてきて唇と唇が合わさった。
「んっ…」
私は目を閉じ、その感触を感じた。いつ誰が来るか分からないその状況も私たちを興奮させた。
しばらくすると裕翔の舌がそっと私の口の中に侵入してきた。そっと中を撫でて回り、そのうちどんどんと激しくなっていった。
「んっんん、ハァ…クチュ、ん…ピチャクチュクチュ、んはっ…」
階段には私の声と、いやらしい水音が響いた。また、どこのカップルか他の階からも同じような音が聞こえた。
裕翔は少しふらふらしてくる私を、壁に押し付け脚の間に裕翔の脚を押し付け肩を掴んだ。
