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学園ゲーム~恋の行方は~

第4章 入学式




いつもだったら渋々
引き下がる僕だけど…。


「で、でもぉ…」


ごにょごにょ。と俯きながら
お母さんを見上げ口ごもる僕に
痺れを切らしたのかな?


エプロンのポケットに常に
常備されている、お母さんの
マイお玉(笑)を取り出して…。

――メキョッ!


片手でお玉さんがぐにゃっ。
ってなっちゃった!(泣)


「行くわよね…?」


「…はい」


お玉さんの残骸を見て、
僕はコクリ。と頷く。


だって恐いんだもん!


ガミガミモードから
威圧感たっぷりの
元ヤンモードに
なっちゃったから恐いんだもん!






そうなんだぁ。
僕のお母さんってね
昔レディースの総長だったんだって!

凄いよね!?

だからね、僕より
お母さんの方が男らしいんだぁ…。

……どうして僕はお母さんの
性格を受け継がなかったんだろう。



 

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