BL短編集☆(ペーター)
第12章 狼男子×小動物系小悪魔男子
じー
っと、早川は僕の顔を見つめる。
少し、
いや、すごく恥ずかしいんだけど……
早川は何もしてこない。
ただ僕を見つめるだけ。
何がしたいんだっ!
もう僕は我慢できなくて
服の襟元を引っ張り
早川の口を自分の口につけた。
ちゅっ
本当に触れるだけのキス。
僕のファーストキス。
触れるだけだったけど、
なんか不思議と気持ちよかった。
なんて、思っていると、
早川は驚いた顔をした後、
「…は…やか、わっ…ん、んふ」
何かスイッチが入ったように
激しいキスをしてきた。