BL短編集☆(ペーター)
第9章 双子攻め×幼なじみ
今日、昔は仲の良かった
双子の家に遊びに行く。
と、言ってもここ2、3年は
遊んではいなかった。
学校で少しすれ違う程度。
家が近く、幼稚園の頃から
中学までずっと一緒だった。
いつしか双子は
俺を少し避けるようになり
離れて行った。
大学受験が近づき
俺の家には家庭教師を
雇うお金なんてなく、
どうしようか悩んでいたら……
「綾ちゃんと亮ちゃん
頭いいみたいよ~?
教えてもらったら?」
と、お母さんに言われた。
綾と亮とはさっき言った双子。
綾と亮の親とは仲の
良い俺の母。
……でも俺避けられてたんだよ?
教えてくれるわけ……。
ないと思っていて
俺は無視をしそのまま
悩んでいた。