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エロゲーお嬢様の調教計画

第3章 ふたなり電車でGO!

 だが、言葉とは裏腹にカレンもトキリに何もしないでいる。カレンは憧れの姫と手をつなぐので精一杯だった。端正でお人形さんみたいな顔をすぐ傍で見つめるだけで満足だ。格好だけでも気合いを入れた二人はコスプレと考えられるだろう。

(何よ! カレンたら本当になにもなしなんて馬鹿にしてるわ!)

 発車してから10分ほど無言のまま二人はじっと手をつないでいた。二人の手のひらはねっとりと汗ばむ。

 いや、明らかにカレンの手が濡れていた。ふと、トキリはカレンの表情を見る。

「……」

 カレンは静かに下を向いていた。視線の先ではむっくりとスカートが膨らんでいる。

「スカートの裾が引っ掛かっているわよ」

 トキリは膨らんだ先端を指先で押した。

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