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エロゲーお嬢様の調教計画

第7章 漢の乙女(オトコノコ)

(亜地工業の先輩って……え……完璧にその筋の人じゃないですか!)

 カレンは困惑した。もしかしたら、警察に通報した方が良いかもしれない。学生同士のいざこざのレベルを越えてしまっている。

「わたし……わたしは時璃さんを助けたいんです!」

 必死にせがむ。美少女の涙には流石の不良も弱いのか狼狽していた。

「ちっ! 無理だよ。俺がぼこられちまう。綾嶋時璃って、綾嶋重工会長の娘だろ。今ごろレイプされてる写真が親父に届いてるかもしれねーぜ。もうさ、俺らみたいな下っ端には無理なんだよ」

 カレンの顔が青くなる。

(会長をレイプ? 許せない……会長は……会長は……)

「会長はわたしが守る!」

 カレンの右ストレートがリーゼントのみぞおちにもろに入った。がくっと足を折りグランドに突っ伏す不良。

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