好きだってっ!?
第1章 間違い
「ゲホッ、ゴホッ!…テメェなにしやがるっ!」
「あぁ、すみません…やっぱり綺麗な目してるなと思ったらつい、」
「…ッ…やっぱお前ゲイじゃねえかっ!
…キスなんか…」
「…いいえ、俺も昨日まで女の子しか興味なかったですし、
でも…酔って赤くなった頬、潤んだ綺麗な目、格好いいのに可愛いらしい…
そんなあなたを見ていたら何だかごちゃごちゃになって気付いたらあなたの虜になってしまってたんです」
「…なっ」
「全ての男性にそんな感情を抱く事はないです、よって俺はゲイではない」
「……」
「…あなた限定です、あなたじゃなければまだ女の子の方がいいですから」
またニッコリと笑い、俺の頬に手を掛ける。