テキストサイズ

魔界大戦争

第4章 リッチタウン



「流行り病とはなんなんですか?」

「流行り病は3ヶ月前から流行りだしたのよ。最初は軽い咳や頭痛だけなの。それは第三段階あるうちの第一段階でここで治せれば大したことはないの。ガンと同じようなものね。でも治せないとどんどん悪化して死んでしまうの。第二段階にいってしまったら医者でも治せないのよ。あの子のお母さんはまだ第一段階。よくなるといいけど。」

「そーなんですか...」

「あと3ヶ月前くらいから魔物がたくさん現れるようになったの。しかもトロルとかじゃなくて頭のよさそうな...ゴブリンのようなね」

「ゴブリン...」

「相手は街に入ってきては危害は加えなかったの。」

「偵察目的でござろうか」

「それで王がその後流行り病で死んでしまったのよ」

「怪しいな...新しい王と関係がありそうだ。王のことも教えてもらえませんか」

「私も怪しいなと思って調べてみたのよ。そしたら新しい王は薬の配合者ってことがわかったの。彼は自ら新しいウイルス予想し作って成果をあげてたみたい。相当すごい人だったのね。でもその研究方法が支持されなくて魔法最高配合者に選ばれなかったの。しかも選ばれたのは彼のライバルでそんな腕のたつ人ではなかったようで」

「じゃあなんでなれたの?」

「お金持ちのお家で父親が魔法使いの中でもトップクラスだったの。多分圧力と賄賂ね。それで彼はそれっきり消えてしまったの」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ