
YOU were...
第3章 第三章
「俺、そろそろ帰ります。」
大地さんが23:00すぎに言った。
「おー!じゃあねーまた明日ー!おやすみーー」
まどかさんはだいぶ酔っていた。
「愛実は?一緒に帰らないのー?」
余計なこと。ゆめさん。
「私今日は雄と帰りますから」
「なーんだ。大ちゃんと良い感じなんだと思ったのに」
ほんとに余計なこと。やめてよ。
「おれは返事待ってるだけだから。ね、鈴木さん。」
大地さんはそう言ってその場を後にした。
「え、てことは告られたの?愛実彼氏いないんだからいいじゃん!?」
まどかさんまで。
「告られたけど好きになれそうになくて。
しかも…」
言いかけてやめた。
「しかも?どうしたの?」
洋志さんが問いかける。
