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第9章 第九章


その夜、雄から電話がきた。

「なあ、あいちゃん大丈夫?もしよかったらさ、今から迎えに行くからおれんち来ない?」

「ありがとう。話聞いて欲しいな。」

10分もしないうちに雄のバイクの音が聞こえてきた。
私は急いで家の下まで走って行った。

「ありがとうね!!」

「なあ、大地さんにふられたん?」

「…うん。」

「あいつまぢふざけんな。」

「え?」

「なんでもない。はい、メット。」

なんだか懐かしい赤いヘルメット。

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