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ボカロ物語長編集

第2章 ありがとう




二番目でもいいから……



恋の大切な人の

二番目でも三番目でもいいからっ…



お願いだから
戻ってきて………



私はベッドに寝ころぶ。


今日は恋のお葬式。



「久実?行かなくていいの?」


お母さんに呼ばれたが
返事する気にもなれない。


ピンポーン



家のチャイムがなる。


下でお母さんと誰かが
しゃべっている。


聞いたことのある声。



今聞きたくない声。


 

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