テキストサイズ

ボカロ物語長編集

第2章 ありがとう







恋の日記はここで
終わっていた。


もう視界が滲みすぎて
何も見えない。


「恋………ごめん。

私…何もしてあげられなかった」



それより、傷つけてしまった。


恋……。


「…………っ!!!」


私は机に小さな箱が
置いてあることに
気がついた。


ひもを解き、ふたを開ける。
















中には高校生で
買うには高すぎるほどの
指輪が入っていた。


 

ストーリーメニュー

TOPTOPへ