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全ては貴方の為に

第3章 九河

大声で叫んでるけど聞こえないよね…?

「おい、隼人って鬼桜のトップの黒羽隼人か?」

『!?』

驚いて振り返ると屋上のドアのところに九河が立っていた。

『…何で、いるの…』

「んなコトどーでもいいだろが。それより、お前が泣きながら言ってた隼人って黒羽隼人か?」

言っても、いいのか…
きっと言っちゃだめだろう

『黒羽隼人って鬼桜の?
…違うにきまってるじゃない』

「じゃあ、さっき言ってた”隼人に頼まれたからなのに”って言うのはどういう意味なんだ?」

『…っそれ、は…』

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