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気になるアイツ

第3章 秘密

付かず離れずの距離を保ってあとをつける。


デート?でも初対面ぽかったよな…


知りたいことが山ほど頭の中でまわっている。

今18時30分。

普段の俺なら、家でパソコンに向かってる時間。


何やってんだ?俺は…


だが視線の先にいる二人を見ると、心臓がドクンッと大きな音を立てた。

二人は目的地に着いたのだ、建物の中に入っていく。

明るい電飾、ラブホテルだ。


ドクン、ドクンッ!!


あぁ、そういうこと?なんだ…


建物の中に消えた二人のその後を考える程野暮なことはない。

俺はくるりともと来た道を戻りはじめた。

この一時間強の間に見たことが信じられなかった。

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