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DRAW!

第6章 《 六章 》新しい画法

二日目も、着々と時間は進んでいく。

この研修が成功か失敗か、どちらかといえば成功なのかもしれない。

でも俺からしてみれば、まだ後悔の霧の中をぐるぐるぐるぐる同じ場所を歩き続けているような状態だった。

そして俺はここで一つの小さな小さな光を見つける。


彼は学校にあまり来れていない子だった。
友達を作ろう。

俺は昔、自分から友達を作りに行くような奴ではなかったような気がする。

まあそれも昔の話だろう。

俺は気が狂ったようなハイテンションで彼に話しかけた。

最初は完全に引かれていたが、どんどん笑顔になってくれた。

俺は彼が親友になった。

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