
なんやかんやでモテる主人公
第18章 ありきたりな妹
まぁこがこのトーンで
この喋り方をする時は
決まってこう言うんだ。
『……キスして』
ってね。
赤い顔をしてうつむくまぁこに
僕は聞こえなかったふりをして
もう一度聞く。
『…やっぱ…もういい…『まぁこからして?』
『え?』
『まぁこから
僕にキスして?』
『ムリだよっ…//』
ピーンポーン‥
っと家に鳴り響くインターホンの音。
『あ。池田さんかな?
僕、今日学校ずる休みしたから』
連絡とか、あの子おせっかいだから
教えに来たのかもね?
っと、とって付けたような笑いを
見せ、玄関へ向かうような動作を
見せたとたん
ちゅっ‥
っと…まぁこは唇を触れさせた。
