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なんやかんやでモテる主人公

第19章 ありきたりなエゴ




フワッとまぁこの懐かしい匂いと


まぁこの小さい体が

スッポリと僕の中に埋まる。











「…うぅ……っ…

…ごめ…ん…なさ…いっ…」









「黙って」










まぁこの泣き声を僕の胸で

かき消す。









今は会話なんていらない。


したくない。










君を許してしまっているようで…



体と心が噛み合わない僕は





君より…数倍も嫌いだよ。












冷たくなった彼女を抱きしめる。







胸が裏腹に熱くなって


昔に戻ったかのような

錯覚に陥る。









「…っ……んっ……うぅ…」

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