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なんやかんやでモテる主人公

第4章 ありきたりな紹介



久しぶりに……?




そっか…私。

お兄ちゃんにまでバレてたんだ。






「心配かけてごめんね?でも…もぅだいぶマシだからね!ほら♪このとーり」





そう言って私は兄に大きく笑ってみせた





また泣こうとする兄…










今日はこのまま寝てしまおう。





兄が横で涙を拭う中、私はそっと眠りについた。











これだから金曜日の夜は好き。






だって明日は学校ないし、ゆっくり寝れるし…それに何かいい夢が見れそうじゃない?












朝起きると兄が私にそのカウンセリングをしている場所の書いた小さな名刺のような物を渡した。






「気をつけて行ってくるんだぞ!何かあったらいつでも電話してくるんだからな?!」






気分がいいから兄の言葉を最後まで聞いてやった。(笑)





意外といいこと言うじゃん。








「行ってきまーす!」





家を出た後、その名刺のような物に書かれていた小さなコビトが兄に似ていて…思わず吹き出してしまった。






どんな人なんだろう。


期待に胸を膨らませて息が白くにごる、この小さな町をゆっくりゆっくり噛み締めながら歩いて行った。

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