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♡Hなアパート生活♡

第33章 *気持ちの伝え方

うっすら汗ばんだ身体で抱きしめあう。



「はぁ……はぁっ………」



まだ肩で息してる私。
……激しかったから…///

陽の胸に顔をくっつけると、陽もドキドキしてるのが分かる。

陽は抱きしめながら、私の髪を撫でる。



そうだ…
陽は言葉は素っ気ないけど…
私に触れる手はいつも優しい…





「…結花」
「なぁに?」
「………眠い…」



陽はぐったりと私に体重をかけてきた。



「え、えぇ?!ちょっと…」
「……だって昨日全然寝てねえから…
お前のせいだ……」



………かわいい



「じゃお布団行こ?」



なんとかふたりで布団まで移動する。



ギュウッ……



陽はいつもみたいに、私を抱き枕かのように抱きしめた。



「……起きたらまたするから」
「えっ?///」
「あんなんじゃ…全然足んねえよ…」



話しながら、もう陽、ウトウトしてる。



「……あと…水着…………」
「み、見たの?!」



そういえば、水着買った袋があいていたかも……



「………あとで……着て見せろよ……

…………………命令だ………」





それだけ言い終わると、陽は寝息をたてて眠りについた。








里香の彼氏みたいにマメじゃないし

あま~い言葉も言えないようなぶっきらぼうなヤツだけど

私は…陽の不器用な優しさが好きなんだ……

こうして、そばにいるだけで、しあわせだよ……








陽に包まれながら、私は満ち足りた気持ちで、そっと目を閉じた。















*番外編ー気持ちの伝え方ー*おしまい*

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