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♡Hなアパート生活♡

第34章 *夏の思い出

気がつくと夕方に近くなっていた。



「……あ、もう行かなきゃ」



時計がないから時間が分からないけど、そろそろ帰る時間だろう。

あんまり遅くなっても道混んじゃうし。



「もう?」



陽は私の身体を引き寄せて抱きしめた。



「…帰りたくないの?」
「うん」
「最初はあんなに機嫌悪かったのに」



陽は黙り込む。



「…やっぱり海嫌だったのかなとか、いろいろ考えちゃった。私は…陽と出かけられてうれしいのに」



はぁ~と陽は溜め息をつく。



「ほんとお前って何も分かってないな」
「え?」

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