向かいのお兄さん
第28章 大好き
『はっ…はぁ…熱ぃ…///』
「馬鹿…離せよな…」
『へへ…ごめんね///』
ずっと抱き合ったまま
あたしたちはキスをした
どれくらい時間が経ったかなんて
わからない
でも
この時間が幸せだったことに違いはなくて
『直也…?』
「んー?」
『好きぃ///』
「…知ってる///」
はにかんだ笑顔が
直也らしくなくて
可愛らしくて
全部 全部 全部
大好き
『今日は、直也の家に泊まるっ』
「…いいの?家族の人とか…」
『今はお母さんとか、どーでもいいやっ』
直也に飛びついて
キスして
二人ならんで、お昼寝した