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向かいのお兄さん

第40章 これからも




髪までびしょびしょになった直也は

驚いた顔をしたまま、笑った



あたしも堪えきれずに


笑った






「どんだけキスしてくんだよ」


『直也が鈍臭いんじゃん』




「言ったなオイ」





今度は直也から


あたしに覆いかぶさるようにキスをして


またドボンッ!!と


二人して頭まで潜った





『ぶはぁ!!
もー!!』



「はははは、ざまあみろ」





髪を伝って落ちる水を
手で切って



よく見えるようになった視界に映る、大好きな人に



飽きるほど



飽きることのないキスをした













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