 
向かいのお兄さん
第8章 騙された
『あっんぁあ…そんなしちゃ…あたしっあ///』
「"あたし"、どうなる?」
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ
いやらしい音が、嫌でも耳に入る
あと、耳に入ってくるとしたら
直也の薄ら笑いと、和樹の荒い息遣い
「は…美咲ちゃん、もっと…狂って…///」
和樹は手の動きを激しくさせる
あたしは涙目で、その様子を見る
和樹…あんな顔して
気持ちいいのかな…?
けれど、今のあたしに他人のことなど考えている余裕はない
直也の手が
そうはさせてくれない
『はぁあんっ、いやぁ、くっふぁあ、イクぅっイッちゃうぁあ///』
「淫乱だな」
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ
『はぁっぁあぁあ、イクぅうー!!///』
足を踏ん張らせ、あたしは思い切り直也にもたれ掛かった
 
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