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2人乗り

第5章 キスって・・・?

「ねー直希、ずるいよ。

早く返してよー」




「ん~…もーちょっとだけ…」




「早く~」




「元々、俺のじゃないか~。

しょーがねーな~。」




と言ってクッションを渡すと

すぐにアキラは

クッションを抱きしめた。





「あ、そーだ!

アキラ、こっち向いて。」




「ん?なに?」





アキラが

カラダを俺の方に向けた瞬間、

俺は、アキラの両肩に

手を置いた




え?

ってアキラの

小さな声が聞こえた…



ゆっくり

アキラを見つめたまま




ゆっくり

アキラのカラダと

俺のカラダを近づける





アキラは目を伏せ

少しカラダをかたくした




俺の胸に

クッションを抱えた

アキラの腕があたる




肩に置いていた手を

優しくアキラの背中に回し




俺はアキラを




クッションごと

抱きしめた





「クッション・・・

ひとつしかねぇから

仕方ないよな?」




って言うと

アキラはクスッと笑った。




「アキラ・・・

気持ちいーな…」




思わず言葉がこぼれた。




だってさ仕方ないよ

本当に気持ち良かったんだから…




俺は、アキラの背中を

ゆっくりなでてみた





すぐに俺の手が、

アキラの背中に透ける

ブラのホックを

探り当ててしまい、




急激に

俺はカラダが熱くなった。




「アキラ?クッション…

もういらないよな……」



そう伝えてから、

俺とアキラの

カラダの間にある

クッションを抜き取った。





クッションがあった分の空間を

埋めるように

アキラを抱きしめ




俺の胸の中に

アキラをしまった。




わ~~って

心は高鳴るのに

めちゃくちゃ ホッとする

安堵感が




不思議だ





俺は




時がたつのも忘れて


アキラを抱きしめていた

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