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2人乗り

第10章 いこうぜ! (最終章)

「そんな、恥ずかしがるなよ

俺だって初めてなんだからさ。

気持ちよかったな~……

アキラ、いけたしなっ」




アキラが俺の背中を叩いた




「(笑)またしよーな?

今からでも、したいくらい。



でもさ、アキラだからだぞ

アキラだから、したいんだ

アキラじゃなきゃ


あんなに

デッカく、なんないから(笑)」





アキラがクスッと笑った




「アキラ、お勉強したんだろ?

今度は、もーちょっとさ

やらし~く、触ってくれる?」





「直希のバカ!(笑)」




俺はアキラに

軽いキスをして

手をつないで

自転車まで

ものすごく

ゆっくりと歩いた



帰りたくないよ…



と言うように…






自転車にまたがり

アキラが後ろに

乗った瞬間に


アキラが

俺にすがりつき


「なお・・」


って言いながら


頬まで背中にくっつけて

はじめてアキラが

甘えるような仕草をした





そんなアキラが

愛おしくてたまらない



それから

アキラは

俺を「なお」って

呼ぶようになった








なぁ、アキラ?






甘えてるお前より

甘えられてる俺











きっとお前より幸せ



















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