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ものやおもふと

第3章 睦月

01/06 08:08

あけましておめでとうございます。

さて、日にちがあいてしまいましたが
29日のお話しと最近のことについて少し。

あの娘はどうも私のこのぐだぐだと
考えてることに薄々気づいてるみたい。
当初の夕方の予定がなくなっても
もう一度予定を作ってバイバイしたり。
疎ましい、なんて思ってた私が恥ずかしかった。
恋は盲目、なんていえば聞こえはいいけど、
ただ単に嫉妬深いだけだ。

彼はいつも通り、お家まで送ってくれて。
優しい、のだろうけど。
何を考えてるのか分からなすぎて
抱きしめられてもキスをされても
ときめく心はたしかにあるけど
冷えてボロボロになる心もあるわけで。
でも、
お脳みそというのは都合の良いもので、
幸福感だけを再生してくれる。
まるで、冷えて泣きそうな気持ちなんてなかったかのように。

最近は毎日のように電話が鳴る。
くだらない話して、
笑って。
このくらいがちょうどいいのかな、
なんておもってみたり。
モーニングコールした時の
寝ぼけた声が耳について離れない

月が綺麗ですね、
と言ってしまいたい衝動にかられる。
でも、そういうのに明るい人だし、
私が知らないはずがないこともわかってるだろうし。
星が綺麗ですね、
とでも言ってみようか。
月よりももっと出典が怪しくて
もっと判別がつきにくい。
今度、星が見える日に言ってみよう。
星が見える日に言う私はほんとにずるい。

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