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ものやおもふと

第2章 師走

12/12 18:33
お勉強に身が入らないから
引き続きうだうだ

浪人した時の一番の支えは彼だったのに
今は彼の事を考えてる時間が逆に
お勉強の邪魔になってる

あの時は彼が都内の大学に進学したら
なかなか会えなくなっちゃうって思って
それがすごく嫌だったから
頑張れたんだったのよね
もちろん
進学した大学の阿呆さ加減にうんざりしたのが
一番の理由だけど
それだけでは自分を律し続けるのは難しくて
自分の欲を逆手にとってがんばった記憶がある
今回は
お勉強辞めちゃえばもっと会えるって頭があるから
煮詰まった時にでもがんばんなくちゃって
思わせてくれるものが少ない
お勉強辞めたところでたぶんそんなに会えないって
冷静に考えたらそうなんだけどね

くだらんこと考えてないで勉強しなくては
あー馬鹿馬鹿しい
もし、たぶん、きっと、なんてものは存在しないのに

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