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性教育学校

第33章 すれ違い

~みなみ~




「もうあたし寝るね♪おやすみ~」


先に寝たのは莉乃
あたしも眠いんだけど…
まだ寝ない



「みなみちゃんはまだ寝ないの?」

「うん…、まだ起きてる」

「…そっか
渓人待ってるんだろ?」


あたしは裕希くんを見た
目が合うと微笑んだ



裕希くんには…
なんでもバレちゃうんだよね…



「前にね…
お菓子作ってって言われたの…
だから、どーしても食べてほしくて…」


裕希くんは頷いてる


「まじで上手いから
渓人も喜ぶと思うよ」


「ありがとう…」


裕希くんに言われると
なんか自信ついちゃうな


「じゃー俺も寝るかー」

立ち上がって
歩き出した



「…明日頑張ってね」

一度振り向いて
一言そう言ってくれた



「うん♪」


あたしは渓人の帰りを待った

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