テキストサイズ

性教育学校

第39章 戻れない

~莉乃~




裕希が
そんなこと言うわけない
絶対何かあるんだよ…


だって
裕希はみなみの事
ほんとに好きなんだもん
今でも絶対にそう…!







泣き疲れちゃったのか
みなみは話の途中で
寝てしまった



みなみを起こさないように
部屋から出た




「渓人~」

「あれ?みなみは?」

「もう寝たよ…」

「そっか」

「裕希に、
もう話しかけないでって
言われたんだって…
あたし、信じられなくて…」


「裕希が?」

「ありえないよね!?
何か理由があるはずなんだけと…
やっぱり本人に聞かないと
分からないよね…」


「…やっぱ探してくる」



渓人は立ち上がって
部屋を出て行こうとした



「ま、待って!あたしも行く!」


必死に渓人に
着いていった


ストーリーメニュー

TOPTOPへ