無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

１限目ー…



先生の指示は
野外セックスだった

なんやかんや
野外セックスは未体験だった

もちろん相手は渓人
渓人は経験したことあるらしい





｢野外セックスってことは…
他の人にも丸見えって事？｣

｢そーゆう事｣

｢うー…やだぁ｣


他の人に見られるの
ほんっと嫌いなんだよ…
しかも知らない人じゃなくて
クラスメイト…



｢俺もやだ｣

｢………………え？｣


めずらしい…
渓人が嫌がるなんて…



｢お前の声とか体とか顔とか、
他の奴に見せたくねえし｣



あ、そーゆう事ですか…//


｢渓人って…
そんなにあたしが好き？｣


渓人がいつもするみたいに
意地悪っぽく言ってみた



なんて返事するかなぁ～？




｢さーね｣

｢さ、さーね…って…｣




渓人って感情を顔に出さないから
感情があんまり分かんなかったんだけど…

最近気付いた事がある



｢渓人ってほんとーに
素直じゃないよね～？｣

｢は？｣



返してくる一言一言は
結構冷たいし
あっさりしてて
やっぱ無愛想だけど…





｢あたしは渓人のこと
だーいすきだよ？｣


｢…知ってる｣





…ほら。
渓人って照れてる時
耳だけは赤くなるんだ


それを知ってるから
渓人の気持ち
言葉で伝えなくても分かる




｢渓人わ～？｣

｢てか、お前のそのﾃﾝｼｮﾝはなんなの？｣


返事聞かなくなって
話そらされたって
渓人の気持ち伝わる



｢っクス、なんでもなーい♪｣


済ました顔してるけど
あたしはお見通しだしっ♪