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性教育学校

第42章 強化合宿




お店を出ると
渓人がベンチに座っていた



「…渓人?どうしたの?」

あたしけ渓人の横に座った


「俺、人が多い所嫌い」


(なんだ…そうゆう事ね…)


「それにお前と二人にもなりたかったし」


「…っえ?」


ちょっと渓人らしくなくて
驚いてしまった


「っふ、顔赤い」

「あ、赤くないよ…」


すぐに顔が赤くなってしまうあたし
ほんとに恥ずかしい

自分の手で顔を隠した



「なんで隠すんw」

「だって…
恥ずかしいんだもん…
すぐに顔赤くなっちゃ……」


あたしが話してる途中に
渓人が手を掴み
優しくキスをしてきた



「んん…っはぁ…」


舌も入ってくる
とても気持ち良かった



「け…いと…?」

唇が離れて
渓人を見ると
ずっとうつむいていた


「ごめんな」


最初は渓人が謝ってる理由が
全然分からなかった


「泣かさないって言ったのに
また泣かせちゃったな」


「ちがうよ…あれは…」


「俺、夏休みはみなみと
いっぱいいっぱい一緒にいるつもりだった。
みなみも…きっと
そうしたいと思ってたと思う。」


「うん…」


「でも俺、
なんかいつも中途半端だし
それが嫌だった。
自分を変えたかった。」


同い年の渓人が
あたしよりもずっと
大人に見えたのはなんでかな…



「俺、帰ってきたら時には
もう18になってる。
絶対にみなみを幸せに出来るように
頑張ってくるから。
だから……」


渓人は
言葉に詰まって
なにも言わなくなった


「渓人…?」


「ごめん、
やっぱ帰ってきてから言うわ。」


「…え、な、なんでよっ!
すごく気になるんだけど!」


渓人はあたしに近づいて
今度はおでこに軽くキスをした


「…帰ってきてからちゃんと言うから。
それまで待ってろよ?」



「…いじわる。
根気よく待ってますよ。ばか」



渓人は笑って
あたしを抱き締めてくれた

あたしも
渓人を強く抱き締めた

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