NEW中村 心響さんの作者ニュース

暴れ坊主 苑鶴和尚の諭しの時間

御早うさんです
雨上がり、とても爽やかな朝がやって参りました。

今日皆様の一日が始まりますな。
一刻を噛み締め、今日一日を大事に過ごしてくだされ。

己がどんな表情でいることができるのか──

それはその者の心の在り方次第。

一日の出来事はその者が如何様にして日々を過ごしたのかを知らしめるように

肌に年輪を刻みます。

心は必ず顔に表れる

皆さんも良いお年を
良い日々を

重ねていってくだされ。

では、爺の説法のお時間で御座います

色んな人々が入り乱れた世界。皆さんはその間で暮らして居ります。

それを世間と申します。

ここは実にいいですな〜

老若男女。溢れて居ります
実際、家では親と接することを拒否する年頃の子もいましょう。

外に何かを求める。

それでいいのです。それが親離れの時期だから

立派に大人になる準備を心が始めている証拠。

親を煙たがる時期がないといけません。

親と一緒に居ることが居心地良すぎてはいかんのです。

親から離れ世間と向き合う時期。
様々な年齢を重ねた人々と向き合い世に出る準備をしてくだされ。

ここには心良き大人が溢れていることでしょう

今から世間を学ぶ時期である「ことな」達を上手に導くでしょう

まさか──

“ことな”と同じになって一人の“ことな”を責めることは御座らんでしょう…

ああ、我が子も外ではこんな風に色んな疑問を人にして“優しく”相談に乗って貰ってるのかもな…

と、世間の人々の優しさに頷けるでしょう……


ことな とは、大人になる手前のお子を指します。

皆様、ことなに良き心で良き導きを──

そして、ことな はこの小さく広いネットという世界で見る目を育てていきなさい。

こんな大人もいるのだなと──

何が正しく何が間違いか
見抜く眼力を鍛えなさい

以上、爺の戯言説法の時間でした。

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