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親父…

のぶ。のサバイバル系ミニ小説2nd【最終話】


オレは油断してしまい、それが命取りとなってしまった。



この約2年間にも及ぶ逃走生活で、オレは初めて気付いた!

親父が厳しかったのは変わりないけど、でもその厳しさがあったからこそ、オレは自分でスタントマンという道を切り裂くことができた!


そうでなければオレはあのとき、親父の部下と共に殺られていた。

今更ながら、親父の部下から受けた平手打ちに、痛みも初めて感じた。

そして、この逃走生活の間に、親父への憎しみが感謝へと変わっていた!


でもオレは、親父を一度殺そうとした…


その罪は殺人未遂、オレが死んだら地獄へ落ちて、罪を償わなければ…


親父はいつも背中で語っていたけど、今それを思い出すと、何だか寂しげな姿にも見えてきた。



オレはこうして、自分の命というものを失った…
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