事務所の所長…

のぶ。さんの作者ニュース

のぶ。のサバイバル系ミニ小説３rd【第９話】

オレは、バイクを拾ってから２日後、スタントマン事務所へ到着。

バイクのエンジンを止めたら、大勢の事務所関係者たちが駆けつけてきた。

それもそのはず…

彼が姿を消してから、２年半も過ぎてた。

バイクのエンジンを聞いて駆けつけてきたものの、乗ってるのは彼でなく、オレだった。

どうしよう？
この空気…

オレはそこから更に、手帳を出した。

事務所の所長が出てきた。
オレの目的は、この手帳を届ける事だったので、その後所長との話が始まった。

この２年半、彼が姿を消しただけでなく、気付けば特殊部隊の活躍振りもTVで見られなくなったので、所長を始め事務所関係者たちは、親子の身に何かあったのでは…？と、そればかりが気になっていたものの、何ひとつ手がかりが見付けられずにいた。

そこでオレは、キャンプ場で友人４人が殺られ、オレも殺られかけてから逃げ出し、彼の死体を見付けて手帳を拾い、ヒッチハイクと拾った彼のバイクで、手帳を頼りに事務所へ辿り着いた事を、簡潔な流れで話した。

そこから、手帳に書いてあった日記を所長に見せたところ、化け物の存在を知り、特殊部隊が全滅したのと、彼が殺られ事を知るのであった…