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的確なアドバイス…

のぶ。のサバイバル系ミニ小説3rd【第14話】


オレは、事務所からの協力を得て、1年半の稽古で化け物との決着をつけるため、鍛え続けた。

その後、2年振りにキャンプ場付近へ戻った。


「明日という未来が見えるようになることを、今でも信じ続けている。」

「それがオレでなくても、誰かしらに見えさえすれば、それはそれでいい…」

彼の手帳を開くと、一番最初に書いてある言葉。

オレが彼の代わりに、明日という日を見てこようじゃないか!

それには、どうしてもあの化け物を倒さなければならない…

キャンプ場周辺は、2年前より荒れていた。

様子からすると、この場所は化け物の住みかと化しているのかもしれない…


いつ、ドコからでも姿を表し、また襲われるのか分からない状況である。


「まずは、ヤツの身を探そう。」
「探した上で、次に安全の確保へ…」


気のせいだろうか…?

手帳から時々、彼が語りかけてくるような感覚…
でも、それが後々的確なアドバイスとなる!


彼はもしかすると、今でも手帳の中で生き続けているのかも…
そんな感覚が、時々あった。


1年半の稽古中も、オレはそれで何度か危機から救われた。



彼からのアドバイス通り、オレは化け物探しから始めた。
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