NEWのぶ。さんの作者ニュース

最後の一発である弾…

のぶ。のサバイバル系ミニ小説3rd【第19話】


化け物が、崖っぷちからポリタンク小屋周辺へ転落。

灯油をまき散らしたので、ライターを叩き落としたものの、やはり火が消えてしまい、撒き散らした灯油の元まで届かなかった…


ここから、何としてでも火を付けたいオレ、悩みに悩み続けた。

う~ん、ここまできて火が付けられないとは…



(弾は一発しかないけど、兎に角その威力は大きい!)


そうだ、コレコレ!
すっかり忘れていたけど、所長から渡されていた。


オレは、ポリタンク小屋へ向けて、残り最後の一発である弾を打った!


しかし、灯油を広範囲にまき散らした分一気に燃え上がり、高台にいるからとはいえ、逃げ場を失ってしまったオレ。

更に、高台から降りれなくなっただけでなく、火の勢いが急激に大きくなり、オレの足元にも迫っていた。


火の勢いは、予想を超える規模となり、このままだと化け物だけでなく、このオレも燃えてしまう…

大ピンチな状況を迎えてしまった中、空からのお迎えがやってくるのであった。
TOPTOPへ